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2010年07月 アーカイブ

好きな列車5

「ベルゲン急行」に乗って、1時間半ほどすると、左手に早くもフィヨルドが現われる。
ランズ・フィヨルドである。
ほどなく90km地点のヘネフォスに到着。

先頭にたつのは、ノルウェー国鉄自慢の強力なパワーを持つ電気機関車。
赤いカラーリングの見るからにたくましい姿で、頼もしいかぎりだ。

そんな機関車に先導されて、「ベルゲン急行」は次第に高度を上げて行く。
左手には深い渓谷、ハリング渓谷がつきしたがう。
渓谷は登るにつれてますます深く、そして渓流は細くなる。

100km以上にもわたって延々と続いた谷が尽きると、ゴルという町に到着する。
オスロから3時間弱。

好きな列車6

ここから、今度は万年雪をいただくスカンジナビア山脈の山越えに入る。
ちょうど100km先のフィンセまで延々と上り勾配が続き、トンネルと雪崩避けのためのシェルターが連続する。

車窓の左右には樹木の間から湖や滝が姿を現わし、その息を呑むような美しさに圧倒されそうになる。
片時も車窓から目を離せない山越えのドラマは、かれこれ1時間半近くも続くのである。

しかし、さすがに力持ちの強力だけのことはある。
この区間を電気機関車はさして勾配を気にする風もなく淡々と駆け抜ける。

フィンセの手前で「ベルゲン急行」は、沿線の最高所にさしかかる。
その標高は1303m、オスロからはや1300mも高度を上げたのである。
やがて、フロム支線の起点、ミルダールに到着。

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