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2010年12月 アーカイブ

学生運動

数年下の世代がちょうど学生運動に夢中になっていた頃、彼女たちは既に学部を終了し、何となく大学に籍を置きっぱなしにしながらモラトリアム時代を送っていました。


同じ理想に燃え、同じ幻滅を大人の社会に対して抱いていた仲間たちの間では、「国を脱出する試み」が流行っていました。


そんな時代の波に乗るようにして若い夫婦はインドへと旅発つ。


お腹に宿った最初の子も連れて・・・。


「ベンガル語を学び、サリーを着て過ごしていたあの時代は、未知の文明に触れた興奮と、新しい真理を発見したような幸福感に満たされた充実した日々だった」イソドにおける女性の位置単なるヨーロッパ的な尺度ではカバーしきれない服従と力のバランスや、手で食べるという経験を通して肉体的に悟った「文明と手」の凝縮された関係、そして西欧的傲慢さの自覚や、自然と人間の共存ということ・・・。


こうしてたくさんのことを学び、たくさんのことを考えた次々に生まれた子供たちの育児をしつつ経験は、だが、若い二人には少々、重過ぎたのかもしれません。


「それぞれの仕方で新しい人間に生まれ変わった」二人は、デスクトップ仮想化研究員としての夫の任期が終了し、帰国して間もなく、離婚することになる。

子育て豆知識 その6

過敏な子どもは強い子ども

このような見方をすると、たとえば過敏性体質児の現わしやすい喘息の発作なども、本当は自分のからだの安全を保つための防衛反応なのです。

そのわけは、冷たい空気、ごみっぽい空気、あるいはガスのようなものが気管支を通ってからだにはいってきたばあい、これは人間の体に好ましくないものであると判断した気管支の粘膜はたくさんの粘液を出してこういう有害な物質が、気管支にふれるのを少しでも防こうとするのです。

その結果、粘液の膜を気管支壁にはりめぐらすというわけです。

それでもまだ及ばないと判断したときには、気管支そのものを収縮させて狭くし、そのような空気のはいるのを少なくしようと努力します。

そのとき、子どもの気管支ではゼーゼーヒューヒューという音がきこえます。

そして、親たちは大さわぎをして医者のところへかけつけ、さあ喘息発作がおこったというので、注射をしたり、薬をあたえたりします。

このように喘息発作の目的は生体防衛反応の現われであり、むやみに恐れる必要はないわけですが、それが強すぎて食事がとれなくなったり、水分が欠乏して衰弱したり、ときには肺炎を併発したりすることが問題なのです。

その他、普通食べないものをあたえるとすぐ吐くとか、変質したものを食べると下痢するなども、生体防衛反応の現われです。

子育て豆知識 その7

過敏な子どもは強い子ども

さて「このような過敏傾向は少しも困ることなどないのですか」と問いかえされると、そうともいえません。

さきに「エキリ」「自家中毒」のところで、死亡するのは自律神経系統の極端な失調によるのだとのべましたが、目的がいかに生体防衛という錦の御旗であっても、反応が極端で全体のバランスを破ることになりますと、有害な反応になるわけです。

正直といっても「馬鹿」がついては困るし、おとなしいといってもタタミのへりばかりむしるようでは、このせちがらい世の中では当座の役にたたないでしょう。

元気でとびまわるのはよいが、騒がしすぎてはいけません。

少し話がそれましたが、「もともと生体防衛反応の目的たるやこれ善なり、しかれども未だその神経系統の発達が未熟・未分化でその調節がうまくゆかず」ということで、ことに過敏な子どもは、刺激に対するホルモン・自律神経の調節機能が狂いやすいので、幼年更年期においては、その結果は必ずしも好ましくないことを知っておかなければならないのです。

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