子育て豆知識 その1
過敏な子ども
これまでは子どもの全体的特徴をのべてきましたが、また、子ども一人一人の個人差という面からの見方も必要です。
それは、どのような習癖、身体的な症状あるいは問題の行動であっても、人間のあらわすすべての症状や病気は、その人のもつ身体的素因、心理的素因、環境的因子などの相乗積に、直接の誘因が加わっておこるものだからです。
このような考え方に立てば、ここで個々の身体的・心理的素因について考える必要にせまられます。
この問題にはいるに先立ち、まず、身体的素因について説明しましょう。
過敏な子どもとか神経質な子どもということばを以前使用しました。
これらの傾向は、未熟未分化な子どもたちの一般的な特徴でもあるとのべました。
すべて未熟・未分化なものは、その働き(反応)が全体的で極端である。
これが子どもたちに身体的に過敏な状態あるいは神経質な状態の表われる理由の一つです。
ですから子どもの現わす問題はこれらの年齢的因子に関連して考えることも必要です。
しかし、また反面同じ年齢であっても、過敏傾向が強く現われる子ども、そうでない子どもがあるのですから、やはり個人のもつ先天的素因を否定することはできないわけです。