子育て豆知識 その1

過敏な子ども

これまでは子どもの全体的特徴をのべてきましたが、また、子ども一人一人の個人差という面からの見方も必要です。

それは、どのような習癖、身体的な症状あるいは問題の行動であっても、人間のあらわすすべての症状や病気は、その人のもつ身体的素因、心理的素因、環境的因子などの相乗積に、直接の誘因が加わっておこるものだからです。

このような考え方に立てば、ここで個々の身体的・心理的素因について考える必要にせまられます。

この問題にはいるに先立ち、まず、身体的素因について説明しましょう。

過敏な子どもとか神経質な子どもということばを以前使用しました。

これらの傾向は、未熟未分化な子どもたちの一般的な特徴でもあるとのべました。

すべて未熟・未分化なものは、その働き(反応)が全体的で極端である。

これが子どもたちに身体的に過敏な状態あるいは神経質な状態の表われる理由の一つです。

ですから子どもの現わす問題はこれらの年齢的因子に関連して考えることも必要です。

しかし、また反面同じ年齢であっても、過敏傾向が強く現われる子ども、そうでない子どもがあるのですから、やはり個人のもつ先天的素因を否定することはできないわけです。


好きな列車9

この辺で途中のミルダールからのフロム支線のことも紹介しておこう。

というのは、この30kmの支線はソグネ・フィヨルド観光のメインルートにもなっているからである。
列車は、ラックレールを踏んでドラマチックでスリリングな車窓風景を展開しながら800mも下り込み、フロムまで案内してくれる。

途中、落差93mという迫力いっぱいのショース滝では一時停車し、乗客に記念撮影のチャンスを提供してくれる。
ただし、なにしろ猛烈な飛沫の中だから、少々濡れることだけは覚悟しなければならない。

フロムからはフェリーが出ており、船上から雄大なフィヨルドの景観を堪能することができる。
グッドバンゲンからはバスに乗り継ぎ、渓谷や滝などを眺めながらヴォスへ抜ける。

好きな列車8

ベルゲンの人口は22万人。こぢんまりした町である。
北海に臨み、その緯度は北緯60度を超える。
さぞ寒い土地柄かと思いきや、これが案外に暖かい。

ベルゲンは、町自体はフィヨルドに面してはいないけれども、フィヨルド観光の基地である。
長さ200kmというソグネ・フィヨルドやバダンゲン・フィヨルド観光をはじめ、日帰りや泊まりがけのクルーズ船などが就航している。
またハンザ商人の面影を伝えるブリッゲン地区をはじめ見どころが多いことから、シーズンともなると観光客が大勢訪れる。

町の中心部には登山鉄道の駅があり、標高320mのフロイエン山頂へ数分で運んでくれる。
ここからの町と海の眺めはすばらしい。
できれば数日滞在して、町の見どころ探訪とフィヨルド観光を楽しみたい。

好きな列車7

ミルダールを出ると、列車は下りにかかり、40分ほどで美しい湖畔にたたずむヴォスに到着する。
ここはスキー場のある高原の町として知られており、ちょっとしたリゾートである。
ここで、山越えは終わる。
オスロから386kmを消化して、終点まではもう100kmほどだ。

列車はさらに西に進み、森と高原の中を走る。
デールを過ぎる。
ここから、「ベルゲン急行」はセール・フィヨルドに沿って南下、今度は西に向きを変える。

フィヨルドに別れを告げて再び南下、次第に民家が増えてくると終点のベルゲンはもう近い。
471km、6時間30分の旅もここで終わりである。

好きな列車6

ここから、今度は万年雪をいただくスカンジナビア山脈の山越えに入る。
ちょうど100km先のフィンセまで延々と上り勾配が続き、トンネルと雪崩避けのためのシェルターが連続する。

車窓の左右には樹木の間から湖や滝が姿を現わし、その息を呑むような美しさに圧倒されそうになる。
片時も車窓から目を離せない山越えのドラマは、かれこれ1時間半近くも続くのである。

しかし、さすがに力持ちの強力だけのことはある。
この区間を電気機関車はさして勾配を気にする風もなく淡々と駆け抜ける。

フィンセの手前で「ベルゲン急行」は、沿線の最高所にさしかかる。
その標高は1303m、オスロからはや1300mも高度を上げたのである。
やがて、フロム支線の起点、ミルダールに到着。

好きな列車5

「ベルゲン急行」に乗って、1時間半ほどすると、左手に早くもフィヨルドが現われる。
ランズ・フィヨルドである。
ほどなく90km地点のヘネフォスに到着。

先頭にたつのは、ノルウェー国鉄自慢の強力なパワーを持つ電気機関車。
赤いカラーリングの見るからにたくましい姿で、頼もしいかぎりだ。

そんな機関車に先導されて、「ベルゲン急行」は次第に高度を上げて行く。
左手には深い渓谷、ハリング渓谷がつきしたがう。
渓谷は登るにつれてますます深く、そして渓流は細くなる。

100km以上にもわたって延々と続いた谷が尽きると、ゴルという町に到着する。
オスロから3時間弱。

好きな列車4

車内のアコモデーションは、決して華美なものではないが、しっとりと落ち着いた雰囲気に包まれている。

座席やその足元、通路もゆったりしており、いかにも森林の国らしく、伸びやかな感じだ。

1等車は1列1十2の3人掛け、2等車は1列2十2の4人掛けになっている。

オスロは、いうまでもなくノルウェーの首都だが、人口は50万人ほどの中都市で、市域はそんなに広くない。
「ベルゲン急行」はすぐに市街地を過ぎて、郊外に出る。進路を北西にとり、いくつか小さい町を通過する。

好きな列車3

「ベルゲン急行」は、オスロ中央駅から発車する。ここで「ベルゲン急行」というのはオスロとベルゲンを結ぶ急行列車の通称である。

トーマス・クックの時刻表を見ても、格別な名称では表示されていないから、注意してほしい。
時刻表では列車番号の前に「EkspressTog」を意味する「ET」と表示されている列車がそうである。

通常1等車、2等車、それに食堂車またはビュッフェカーで編成されている。

車内のアコモデーションは、どちらかというとシンプル。

好きな列車2

そんな北欧の地を、特に1カ所だけ鉄道で旅するとしたら、ぜひおすすめしたいのがノルウェーの首都オスロと、旧首都で第2の都市ベルゲン間471kmを結ぶ路線である。

なぜなら、この路線には森林あり、渓谷あり、湖あり、滝あり、氷河あり、そしてフィヨルドありと、典型的な北欧の景観が全線にちりばめられているからである。
いや、それだけではない、終点のベルゲンはフィヨルド観光に欠かせない基地であり、古い歴史に彩られた魅力たっぷりの港町だからである。

それでは、「ベルゲン急行」に乗って沿線景観をスケッチしてみよう。

好きな列車

\ノルウェーで一番のおすすめ路線ヨーロッパにあって、北欧の風土は西欧や南欧のそれとはかなり趣を異にする。

たとえば、同じように山や川、湖、そして森林に恵まれるアルプスと比較しても、景観のちがいは歴然としている。
アルプスがどちらかというと山岳の形が鋭角なのに対して、北欧のそれはなだらかである。
また、アルプス周辺が観光開発が進んでおり、カラッと明るいイメージなのに対して、こちらはひっそりと静かな感じが強い。

どちらにも、その景観の美しさ、迫力といった面では甲乙つけがたい魅力がある。
比較することにさして意味はないが、より自然環境が厳しい北欧の景観に、郷愁にも似た憧憬を抱く人も結構多いことは確かである。

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